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八王子市総合水防訓練

 


 八王子市議会の総務企画委員会では市政への提言を行うため、自主的に政策調査研究を行っています。昨年から今年にかけては、地域防災力の向上をテーマに関係者へのヒアリングや先進自治体への視察などを行っています。阪神淡路大震災から30余年、東日本大震災から15年が経っていますが、関東圏においても首都直下型大地震、多摩東部直下地震など大規模震災のリスクがあります。


 また、八王子において常に隣にあるのは風水害、土砂災害です。気候変動による台風や突発的豪雨。発雷や強風、人為的要因による山火事も、近年各地で大規模なものが発生しています。山の適正管理による減災、クマ出現防止などの原因対策を市議会で質問した話はここでは割愛しますが、発災以後の話として、地区防災計画の策定、自主防災組織の機能向上、防災士の活用なども進めていく必要があると感じていますし、水害リスクへの対応はハードソフト両面で求められています。



 前置きが長くなりましたが、2026年5月16日、八王子市総合水防訓練が実施されました。総合防災訓練とは別に、水害を防ぐことに特化した訓練です。


 東京消防庁、八王子市消防団、消防少年団、市職員(環境部や道路交通部、今年度新規採用職員など)、地元町会を代表して中野西三町会などが参加しました。


 降雨の増大、河川の増水を想定して、家屋の浸水防止、堤防の越水防止、マンホールからの出水防止などの土嚢積み訓練のほか、河川に取り残された人の救助訓練が行われました。



 私も体験できるということで、土嚢づくりに挑戦。土嚢の口の縛り方、縛りやすく、ほどけず、不要になった時には簡単にほどける、土嚢用の縛り方を教わりました。


 今年の4月、浅川と南浅川の合流点に新しい堤防が完成しました。私が清川町自治会の会長を代行していた2018年から2019年にかけて、東京都議会に早期整備を要望したものが7年を経てようやく完成しました。私が市役所の職員をしていた20年前、この地点は堤防の高さが低く、越水リスクが高い場所としてよく知られていました。堤防の完成で川からの水はリスク低減しましたが、依然として内水氾濫(雨水や下水により堤防の内側が水であふれる)リスクはありますので、引き続き対策を進めてまいります。



 浅川と南浅川がT字に交差しているのは、江戸時代の大久保長安による河川改修工事によるものと言われています。その時代は元本郷町側を堤防で固め、横川町や清川町の方面を遊水地にすることで八王子中心市街地を水害から守っていました。


 時代が移り、かつて遊水地であったところにも多くの人が住むようになりました。防災のための河川改修は、コンクリ三面張りのような人工的な川ではなく、植生や地下への浸透をはじめとしたグリーンインフラを生かした治水をする時代になりましたが、新しい堤防の完成を機に、横川町と清川町をつなぐ橋梁の計画推進、河川敷をエンジョイできる親水広場の建設、浅川管理用道路を活用したサイクリング道ゆったりロードの再整備など、防災・親水・健康や交通といった政策につなげてまいります。






 
 
 

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