2023年も残すところわずかです。今年は統一自治体選挙で2期目の議席をお預かりしたことを筆頭に、本当に色々なことがあり、皆様には大変お世話になりました。
この1年を振り返ると、コロナ禍への向き合い方が変わり、日常を取り戻す一方で、アベノミクスの置き土産といえる円安と物価高の進行により、労使交渉では春闘や賃上げが注目されましたが、非正規雇用や年金の問題は解決されず、政治の世界ではお金配り政策がすっかり定着してしまいました。国外ではロシアウクライナの紛争が収束しないどころか、イスラエルとパレスチナの衝突が激化。政府は国外の緊張と防衛力強化を理由に巡行ミサイルを400発3500億円分購入する計画も含め、防衛費GDP比2%をめざす動きと増税議論を開始。その他にも、政治の信頼に関わる自民党安倍派の裏金問題、ジャニーズ事務所の性加害問題、都の若年女性支援事業をSNSユーザーが攻撃し事業停止後に事実無根がようやく判明したColabo問題、統一教会の解散請求、海外の刑務所から支持を出していた闇バイト問題など、社会の「生きづらさ」の原因につながる大きな問題がいくつも明らかになりました。
国政の動きは地方に大きなインパクトを与えますが、国に変わってもらうためには、地域から足元の運動を頑張らねばならないと思う1年でした。
議会活動では、都市環境委員会の委員長になり、自然環境や住環境、道路建設やまちづくりといったテーマに関わる機会が増えましたし、議員の自主勉強会を企画したりと、活動のフィールドを広げることができました。一般質問では、子ども達の教育環境に関する質問や、市職員の労働環境改善を通じた組織活性化に関する質問などを行いました。また、今年市議会に提出された7本の議員提出議案のうち、第5号の「地方財政の充実・強化に関する意見書」と第7号「イスラエルとパレスチナの持続的な休戦と人道支援を求める決議」の提案者となり、全会一致で可決できました。背中を押してくださった組合や市民の皆さん、調整にご協力いただいた会派の仲間に改めて感謝申し上げます。
2024年度も健康で幸多い一年であります事を祈念申し上げ、年末のご挨拶とさせていただきます。
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